厨房拝見13
2015/12/22 Tue 08:32
厨房拝見、第13弾!
加工食品ガイドライン確認担当者と、事務局のちいざが、
加工食品出店者の皆様の、お仕事の現場を訪ね歩くという企画です
第13回目は、『むかごや』。

訪れたのは、今年、2015年の2月12日(木)でした。
ブログ掲載までに、1年近くもかかってしまい、大変申し訳ありません
右が、『むかごや』の、朝倉千代さん。
左に写っているのは、当時の加工食品ガイドライン担当者、川上さん。
(なお、現在の担当者は、山﨑さんに替わっております。)
『むかごや』といえば、言わずと知れた、人気のお店。
自家産の農産物をいかした、自家製酵母パン、焼き菓子。

自家産の米と大豆を100%使用し、高知県産完全天日塩で作る、米糀味噌。
棚田の黒米、玄米、白米。

『むかごや』の、が食べたい!
と思わせる、おいしい、おいしい品々が、並んでいます。
ご自宅に併設の厨房があるのは、香美市。

目の前には、畑が広がっていました。
「空気がすがすがしい!」と、川上さん。
お庭には、小麦、落花生、おいしそうな干し芋 ・・・

ご一家で、自然農を営まれ、自給的な暮らしをされている朝倉さん。
「この冬、野菜類はレンコンとキノコ以外、買ってないです」
というお言葉から、『むかごや』の自給率の高さが、うかがい知れました。
いよいよ、厨房へ。

石臼の、製粉機。
ホイロ。

発酵器です。
オーブン。

厨房内にも、すがすがしさが漂っていました。
パンが、焼き上がっていました。

『むかごや』では、小麦からおこした、自家製の酵母を使用しています。
このパンは、“ 酵母を継ぐためのパン ” とのこと。
「酵母を買い続けるのは、腑に落ちんかった」と朝倉さん。
そう思われるようになったきっかけは、第一子を授かったことだったそうです。
『むかごや』のはじまりは、約15年前に、
朝倉さんが20代の頃、高知市で始めた、小さなお店から。
子供の頃から、『大草原の小さな家』や、日本昔話が大好きで、
大学は田舎に行こう、と決めていた朝倉さん。
近畿地方から高知大学へ来て、“ むかご ” を知り、
「素朴でおいしいものを作りたい」という思いで、屋号につけられたそうです。
高知市でお店を営まれたのは、2年間。
当時、学生だった私は、
高知大学の近くにあった『むかごや』に、訪れたことがありました。
「すっごく素敵なお店だから!」と、友人に熱烈にすすめられ行ったのですが、
その頃、ジャンクフードで形作られていた私は、
価値が分からず、1~2回行って終わったのでした。
“ ちいさいぱんと焼菓子の少量生産地 むかごや ”と書かれた、
これまたちいさい当時のお店のチラシを、私はいまだに持っています。
よく通ったお店という訳でもないのに、
なぜとっておいたのか、不思議なのですが、
手書きの文字、文章、イラストから、気軽に捨ててはいけないと思わせる、
大切な強い何かが、じわっとにじみ出ているのを、感じたのだと思います。
学生時代に、『むかごや』を熱烈にすすめてくれた友人から、
最近、「あの頃とは、別人だね!」との、評価を受けました。
食べものは、間違いなく、人を変えると思います。
あの頃は、相当傷みがはげしかったなぁ、
土曜市で、また『むかごや』に、こんな形で再会するとはなぁ、
と、15年の年月に、感慨深いものがあります。
ずいぶんと私の話が長くなり恐縮です。
土曜市のオープンするずっと前から、続いている『むかごや』。

朝倉さんからは、芯の強さ、たくましさを感じます。
今は、野良仕事を担当するご主人と、3人のお子さんと、厚みを増して展開中。
大切に育てられ、心を込めて手作りされた、本当に貴重な品が並んでいます。
『むかごや』は、不定期出店です。
次回は、12/26の歳の市に出店予定です。
木の実と果実がたっぷりの “ 冬ごもりパン ” は、今だけのお楽しみ
詳しくは、こちらをどうぞご覧ください。
むかごやWEBサイト → 「ノラとパン」
(ちいざ)
加工食品ガイドライン確認担当者と、事務局のちいざが、
加工食品出店者の皆様の、お仕事の現場を訪ね歩くという企画です

第13回目は、『むかごや』。

訪れたのは、今年、2015年の2月12日(木)でした。
ブログ掲載までに、1年近くもかかってしまい、大変申し訳ありません

右が、『むかごや』の、朝倉千代さん。
左に写っているのは、当時の加工食品ガイドライン担当者、川上さん。
(なお、現在の担当者は、山﨑さんに替わっております。)
『むかごや』といえば、言わずと知れた、人気のお店。
自家産の農産物をいかした、自家製酵母パン、焼き菓子。

自家産の米と大豆を100%使用し、高知県産完全天日塩で作る、米糀味噌。
棚田の黒米、玄米、白米。

『むかごや』の、が食べたい!
と思わせる、おいしい、おいしい品々が、並んでいます。
ご自宅に併設の厨房があるのは、香美市。

目の前には、畑が広がっていました。
「空気がすがすがしい!」と、川上さん。
お庭には、小麦、落花生、おいしそうな干し芋 ・・・

ご一家で、自然農を営まれ、自給的な暮らしをされている朝倉さん。
「この冬、野菜類はレンコンとキノコ以外、買ってないです」
というお言葉から、『むかごや』の自給率の高さが、うかがい知れました。
いよいよ、厨房へ。

石臼の、製粉機。
ホイロ。

発酵器です。
オーブン。

厨房内にも、すがすがしさが漂っていました。
パンが、焼き上がっていました。

『むかごや』では、小麦からおこした、自家製の酵母を使用しています。
このパンは、“ 酵母を継ぐためのパン ” とのこと。
「酵母を買い続けるのは、腑に落ちんかった」と朝倉さん。
そう思われるようになったきっかけは、第一子を授かったことだったそうです。
『むかごや』のはじまりは、約15年前に、
朝倉さんが20代の頃、高知市で始めた、小さなお店から。
子供の頃から、『大草原の小さな家』や、日本昔話が大好きで、
大学は田舎に行こう、と決めていた朝倉さん。
近畿地方から高知大学へ来て、“ むかご ” を知り、
「素朴でおいしいものを作りたい」という思いで、屋号につけられたそうです。
高知市でお店を営まれたのは、2年間。
当時、学生だった私は、
高知大学の近くにあった『むかごや』に、訪れたことがありました。
「すっごく素敵なお店だから!」と、友人に熱烈にすすめられ行ったのですが、
その頃、ジャンクフードで形作られていた私は、
価値が分からず、1~2回行って終わったのでした。
“ ちいさいぱんと焼菓子の少量生産地 むかごや ”と書かれた、
これまたちいさい当時のお店のチラシを、私はいまだに持っています。
よく通ったお店という訳でもないのに、
なぜとっておいたのか、不思議なのですが、
手書きの文字、文章、イラストから、気軽に捨ててはいけないと思わせる、
大切な強い何かが、じわっとにじみ出ているのを、感じたのだと思います。
学生時代に、『むかごや』を熱烈にすすめてくれた友人から、
最近、「あの頃とは、別人だね!」との、評価を受けました。
食べものは、間違いなく、人を変えると思います。
あの頃は、相当傷みがはげしかったなぁ、
土曜市で、また『むかごや』に、こんな形で再会するとはなぁ、
と、15年の年月に、感慨深いものがあります。
ずいぶんと私の話が長くなり恐縮です。
土曜市のオープンするずっと前から、続いている『むかごや』。

朝倉さんからは、芯の強さ、たくましさを感じます。
今は、野良仕事を担当するご主人と、3人のお子さんと、厚みを増して展開中。
大切に育てられ、心を込めて手作りされた、本当に貴重な品が並んでいます。
『むかごや』は、不定期出店です。
次回は、12/26の歳の市に出店予定です。
木の実と果実がたっぷりの “ 冬ごもりパン ” は、今だけのお楽しみ

詳しくは、こちらをどうぞご覧ください。
むかごやWEBサイト → 「ノラとパン」
(ちいざ)
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